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私が好きでやったことが他の人のためにもなったらお得かも!

2024年を振り返り、人生の連続性を感じるなどした

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現在2024年12月28日。よい機会なので今年を振り返ることにしました。私は持病によって引きこもらざるを得ない状況に置かれ、大して何もできない生活を送っています。このことを認識するのはつらいことで、年末のようなタイミングでないと振り返ろうとは思えないのです……。

2023年の出来事はnoteの方に『失速した生活』としてまとめてあります。なかなかに病んだタイトルですが、実際、2023年は趣味として作っていた動画の投稿頻度が著しく失速していたので仕方ありません。

今年はその動画シリーズの最終回を制作するところから始まりました。『ゆかりさんとおいしいごはんクラフト』という、料理MODを入れたMinecraftを実況プレイしていく動画シリーズです。2月になっても動画は完成させられず、なぜか使用ソフト(VOICEROID2 結月ゆかり)のアクティベーションが失効するという災難に見舞われるなどしました。Windowsの復元でも回復せずしばらく途方に暮れたましたが、断捨離として不要ソフトをアンインストールしまくっていたらいつの間にか復活しました。何だったんでしょう……。3月にはなんとか完成させることができ、肩が軽くなりました。

ついに動画を完成させたことで、私は次なる動画制作のために、以前から気になっていたVOICEVOXで遊んでみるなどしました。VOICEVOXはオープンソースで開発されたフリーの音声合成ソフトです。エディター部分はVue.jsを使って作られているらしく……私にも読めるでしょうか? 生成される音声のクオリティはよく、いつか機会があったら使いたいものです。

また、動画制作以外の趣味である小説執筆もしました。近未来SFを妄想し、4月には書き上げたそれを、『恋する少女の脆弱性』というタイトルでカクヨムへ投稿しました。せっかくだからと投稿した稚拙な物語で、今、非公開化したい気持ちが結構あります。恥ずかしい……!

また、動画制作でも小説執筆でもない趣味、プログラミングもしていました。ハードフォークしたMisskeyのリファクタリングです。すでにZennでもこのブログでも書いた通り、Misskeyは見通しの悪いコードをしていてリファクタリングはとても苦しいものです。いろいろあって12月現在はこの開発からは距離をおいています。そんな現在の私からすると……どうしてこれが趣味なのかわかりません。もっと別のプログラミングをしてもいいのでは?

普段はWindowsを動かしているデスクトップパソコンのDドライブ用SSDにArch Linuxをインストールしたのは4月のこと。動画編集が一段落したことで、Dドライブ用SSDにLinuxを入れられるほどの空きが生まれたのです。この環境には一応デスクトップ環境も用意していたのですが、いつからかリモート開発サーバとしてMisskeyフォークリファクタリングに活用されることとなりました。流石にノートパソコンだけで開発するのは大変でした。バッテリー残量がマッハで減るのです……。

また、動画編集でも小説執筆でもプログラミングでもない趣味、Web小説の読書にも勤しみました。その結果生まれたのが、『テンプレ小説のオリジナリティについて。もしくはストーリーテリングのコストから見たテンプレの存在意義について』という記事です。また、ちょうどこの時期に私はVTuberを題材としたWeb小説と出会い、その奇抜さと、小説という媒体の包容力の強さに感動しました。自分でも何か書いてみたいと思いましたが、いつまで経ってもチラ裏クオリティでした。

5月になると、新しくMinecraft実況動画シリーズを作りたいモチベが高まってきていました。どんな雰囲気の動画にしようか考える中で、「A.I.VOICE 紡乃世詞音」の購入を検討しました。……が、その価格に怖気づいている間に、6月のあの出来事でモチベが狂わされます。

6月8日。ニコニコ動画がサイバー攻撃を受けダウンしたことで、Minecraftの新メジャーバージョンである1.21で実況動画を作る計画が頓挫し、私は悶々としました。1.21のリリースは6月14日。丸かぶりです。何か作れるものはないかと、YouTube Shorts向けに縦長の動画を作ろうかと考えるも、そもそも縦長とMinecraftとの相性が悪そうだったため諦めるなどしました。虚しいね……。

動画制作ができないことから、6月から8月の私はMisskeyフォークのリファクタリングや読書に精を出していました。Misskey本体からセンシティブ画像自動検出機構を切り出せないかと、いろいろ頑張ったりしました。(詳しくはZennの記事を参照してください。)執筆は特にしていなかったため、じわじわとモチベは高まっていました。これが伏線だったとは当時の私は夢にも思っていなかったでしょう……。

9月になり、ニコニコ動画がある程度まともに使えるレベルで復旧したことを受け、私は『ゆかりさんのまったりハードコア!』というMinecraft実況動画の投稿を始めました。Minecraft 1.21のハードコアをプレイする動画で、結月ゆかりさんを続投。しかししばらくした頃、予定の狂う出来事が起きたのです……。

9月19日。カクヨムは突如として「U-24杯」なる小説コンテストの開催を告知。24歳以下を対象としたコンテストで、現代を舞台としたエンタメ小説を募っていました。……現代を舞台? つまりVTuberものを書くチャンスってこと? というわけで、私は小説執筆を始めました。

10月末。動画編集と小説執筆の両立に苦しんだ私は、結局どうにもできず、未完結・未推敲の状態で小説を投稿し、U-24杯への応募を済ませました。タイトルは『ボーダーラインを越えて』。読者からの高評価数はゼロで、PV数もふるいませんでした。私はこの小説のことは一旦忘れることにして、動画制作に集中することにします。

11月は基本的に動画制作をしてばかりでした。ポッドキャスト的な動画を作ってみたいと思い、先行研究としてNHKのポッドキャストを聞き、そのクオリティに感動したりもしましたが、基本的にはMinecraft実況動画の制作しかしていませんでした。暇つぶしとして、ESLintの代替について調査したこともありましたが。Misskeyフォークの開発環境をマシにできたらいいなと思ってのことでしたが、逆に言うと開発環境をいじりたくなるほどにはリファクタリングに嫌気が差していたとも言えます。

12月は激動の1ヶ月でした。動画編集に飽き始めたため、久しぶりの小説執筆として、U-24杯用の小説を打ち切る形で完結させました。私には続きを書くことは能力的に難しかったですし、高評価数ゼロは流石にこたえましたから。……が、その数日後にカクヨム運営から、その小説がU-24杯の大賞に選ばれたことを知らされました。情緒破壊なんてものではありません。打ち切る必要はなかったのでは? しかし依然として読者からの高評価数はゼロのままです。やっぱり打ち切って正解だったかも……。

また、受賞によって証明された自身の文章力を何かに活かせないかと考え、電子書籍を大人買いし、読書感想文を書きまくるという謎活動を始めました。そして今、その他にもいろいろと文章を書いて忙しくしています。

U-24杯大賞受賞についての記事はnoteの方に投稿しました。6000文字くらいあります。キーボードをタイプする指がとても疲れました。

読書感想文としてはすでに2つ書きました。それぞれ5000文字くらいあります。指が……。

あとこれとは別に寝かせてある記事が2つほどあります。2つ合わせて1万5000字ほど。指が!

以上。2024年は12月が激動でしたが、思い返してみると12月に至るまでの「流れ」もきちんとあって、人生の連続性を感じるなどしました。また、去年の今頃よりはよい精神状態をしていることを認識しました。とはいえ私の持病は、例年通りなら年明け頃から一気に悪化するはず。せっかく始めた動画制作や読書や感想文執筆が滞らないといいのですが……。

ちなみにこの記事はURLなどの分を入れて4000文字ほどです。微妙に長い……。