Microsoft Rewardsが毎日こつこつやるポイ活として結構優秀な話
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はじめに
以前書いたMicrosoft Rewardsについての解説記事が、その貧相な内容に反して1ヶ月に1200回も閲覧されていることがなんだか申し訳なくなったので、もう少し真面目に、ポイ活としてどうなのかという点を掘り下げていきたいと思います。
Microsoft Rewardsとは
Microsoft Rewardsとは、ユーザーにMicrosoftのサービスを使わせるためにMicrosoftが用意した報酬プログラムです。ユーザーがMicrosoftの各種サービスを使うと、その量に応じてポイントが付与され、ポイントはAmazonギフト券やPayPayポイントなどと交換できます。
以前はMicrosoft製検索エンジンのBingの名を冠した、Bing Rewardsという名前でした。それがMicrosoftの他のサービスでもポイントが獲得できるように改修された形です。
稼げるのか?
はい。おそらく多くのポイ活に対して稼げる方だと思います。詳しくは後程説明しますが、1日あたり36円ほどは狙えます。
そもそもの話として、様々なサービスにおいて、ポイントの取得は実質「還元」です。純粋な取得ではありません。ポイント制度とは-10が-9になるようなものであって、0が1になるものでは基本的にありません。最近流行りの「ポイ活」では「ポイントを稼ぐ」という表現がされることがありますが、ポイントは稼ぐものというよりは返してもらうものです。
しかし世の中にはポイントを稼ぐ手段もいくつかあります。例えば、
- モッピーやポイントインカムなどのポイントサイトを経由した口座開設やクレジットカード発行
- Googleアンケートモニターのような、アンケートに答えてポイントを貰うもの
- Microsoft Rewardsのようにサービス利用に応じてポイントを貰うもの
Microsoft Rewardsは、稼ぐタイプのポイ活の中でも、毎日こつこつやるタイプのポイ活です。口座開設やクレカ発行のような一発で大金を稼ぐものではなく、アンケート回答のように待たなければならないものでもありません。毎日あるタスクを淡々とこなしていれば、塵も積もって山になります。
具体的な交換仕様
まずはポイントの稼ぎ方の詳細の前に、手に入れたポイントの使い道についてまとめます。使い道はおおまかに3種類に分けられます。
- ショッピング
- ギフト券や他社ポイントになります。
- Win
- ポイントを消費して懸賞に参加できます。
- 寄付
- ポイントは障害を持つ方や難民への支援に使われます。
このうち、「Win」に関してはおすすめはしません。毎日こつこつやるタイプのポイ活であるMicrosoft Rewardsには運要素は介在させない方がモチベーション維持の観点から優れています。
また、「寄付」については、寄付先はここ数年で格段と増えています。もしよさそうな機関を見つけられたら、ぜひ寄付も検討してみてください。(とはいえ、例えばAmazonギフト券を寄付に使う方法なども世の中にはあるため、そういったものとよく比較するとよいでしょう。)
さて、「ショッピング」から交換できるギフト券などとしては、記事執筆時点で次のものがあります。
- Amazonギフト券
- 交換レート的に最もおすすめです。
- PayPayポイント
- 交換レートは低いですが、使いやすいです。
- Appleギフト券
- 最低交換ポイント数が高いため、モチベーション維持の観点から上級者向けです。
- Uber Eatsギフト券
- 最低交換ポイント数がとても高いため、あまりおすすめできません。
- その他(ゲーム内通貨のギフトコードなど)
以前はここに楽天Edyの残高なども選択肢としてありましたが、いつの間にかなくなりました。入れ替わりや交換レートの変更などがたまにあるため、適宜確認してください。
記事執筆現在のおすすめの交換先は、Amazonギフト券かPayPayポイントです。
Amazonギフト券への交換レートは、
- 5040ポイント→600円
- 10080ポイント→1200円
- カスタム(600円から14000円の範囲で任意)
があります。交換レートは基本的に1ポイントあたり0.12円ほどですが、「カスタム」を選んだ場合にはほんの少し上下します。(流石に無視してよいでしょう。)
PayPayポイントへの交換レートは、
- 5480ポイント→600円分
- 10920ポイント→1200円分
となっていて、Amazonギフト券の場合より交換レートは悪いです(1ポイントあたり0.11ポイントほど)。ただしPayPayポイントの方が便利な場面もあるでしょう。使い勝手も考えて選ぶとよいでしょう。
PayPayポイントの投資で実質交換レートは逆転する?
Amazonギフト券としての交換レートは、1ポイントあたりおよそ0.12円。その交換レートで5460ポイントは650円分であることから、PayPayポイントとして受け取ると50円分の損となります。これを元本600円に対する比として捉えると、8.33%ほどです。つまりPayPayポイント運用でこの損失をまかなおうとすると、年率5%ほどの一般的な投資信託では1年8ヶ月ほど運用する必要があります。
もし1年8ヶ月もの間、その600円を使わないことが確定しているのであれば、PayPayポイントとして受け取ったあと投資に使ったほうがよいでしょう。でなければ、Amazonギフト券として受け取る方がお得です。
具体的なポイントの稼ぎ方
Microsoft Rewardsでポイントを継続的に稼ぐ方法としては、次の3つがあります。
- 毎日1回の「チェックイン」(スマホアプリからのみ?)
- 連続チェックインを絶やさなかった場合のボーナス
- 「デイリーセット」の消化
- 「毎日のアクティビティ」の消化
- 「その他のアクティビティ」の消化
- おそらく不定期追加?
- Xboxアプリからの無料ゲームのプレイ
「デイリーセット」とは、毎日更新される3つのお題を達成するごとにポイントが貰えるものです。お題といっても、Bingの検索結果ページが開かれるリンクが表示されるので、それをクリックするだけです。特に難しいことはありません。
「毎日のアクティビティ」とは、Bingで検索した回数や、Bingニュースで読んだ記事数に応じてポイントが付与されるものです。検索1回で3ポイント。1日あたりの付与上限(180ポイント)はありますが、だからといって稼げないというわけではなく、むしろこれが主な稼ぎ方になります。
これらからわかる通り、Microsoft Rewardsの実態はやはり、Microsoft製の各種サービスを使わせるためのインセンティブでしかありません。
おすすめの稼ぎ方としては、スマホにBingアプリとXboxアプリをインストールして毎日開くことです。パソコンからMicrosoft Rewardsのサイトを開くより、スマホからアクセスする方が手軽です。スマホからしか行えないタスクもあります。
1日あたり何ポイントくらい貯まる?
私が直近2ヶ月間、毎日できる限り忘れずに取り組んだときの成績が、1日あたり300ポイント(36円)くらいといったところでした。
たまにタスクをこなすのを忘れてしまうことを考慮したとしても、3週間に1回のペースで600円分のAmazonギフト券が手に入ると思えば、結構優秀なのではないでしょうか? 月1で本を買うことも決して夢ではありません。
注意点
Bing検索回数に応じたポイント付与では、クールダウンが存在します。頻繁に検索して回数を稼ぐことはできません。また、なんらかのツールを使った自動化は規約により禁止されています。
おわりに
Microsoft RewardsというMicrosoftによるポイ活サービスについてまとめました。
仕事をしている人であれば普通にシフトを増やしたり残業したりする方が簡単に高いリターンを得られるでしょう。しかし私のように暇を持て余している人なら、やってみてもよいのではないでしょうか。ちなみに私は数年かけて計14400円を手に入れました。すでにタスクをこなすことが日課の一部になっています。